甲状腺機能亢進症

呼吸器/内分泌の病気
甲状腺機能亢進症
症状と原因 甲状腺ホルモンは、動物の体の発育や新陳代謝をうながすホルモンのことをいい、その分泌が異常に活発になる病気です。甲状腺ホルモンには「トリヨードチロニン」(T3)と「サイロキシン」(T4)という2種類があり、いずれも、全身の臓器に作用して代謝を上げる働きを持っています。これらのホルモンの機能が強くなりすぎた状態が「甲状腺機能亢進症」、逆に弱くなりすぎた状態が「甲状腺機能低下症」です。おもな症状は、たくさん食べるのにやせてくる、心臓の拍動が増える、あえぎ呼吸などのほか、一見元気そうですが、怒りっぽくて攻撃的な性格になったりすることもあります。
治療・予防方法 甲状腺の摘出を行わない場合は、抗甲状腺薬剤を投与する治療法と、大きくなった甲状腺は、手術で切除します。この病気には、有効な予防方法はありませんので、環境や、食事の見直し、また早期発見、早期治療によって進行を防げれば、発症後でも、通常の生活を送ることができる可能性が高いので、思い当たる症状があればすぐにかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
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  1. 2015/7/9

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